あーちゃん奮闘記 Vol.8

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たくあん遊園地言葉カーテンビデオ2お腹が空いた!?電話!?



★たくあん

最近あーちゃんは、たくあんがお気に入りです。

家では、たくあんをタッパーに入れて食卓に出しているのですが、私達が食べるときまでふたは開けません、なぜならふたを開けて置いておけば、あーちゃんがバカバカ食べてしまうからです。

ご存じのように大根の漬け物なので体に悪いわけではありませんが、あまり食べ過ぎいるのも感心しません。

ある日のことですが、その日もたくあんは食卓の上にあったのですが、私も妻も食べなかったのでふたをしたままでした、最後まで食事をしていたあーちゃんがほしがったので、私が「一つだけやで」と言いながらふたを開けてあーちゃんの前に差し出しました、するとあーちゃんは手づかみで(いつもなんですが)しかも指を器用に使い、片手で二切れを取ってしまったのです、私が「コラッ」と言っても、もう後の祭りです、ニコニコしながら食べてしまいました。

その二〜三日後又同じように食事の最後にあーちゃんがたくあんを欲しがりました、私は、内心「今日は、絶対一切れしかやらない様にしよう」と決めて、タッパーをあーちゃんの前に差し出しました、あーちゃんが一切れつかんだその瞬間、サッとタッパーを下げました「成功した」と思い、余裕でふたを閉めました、が、ふとあーちゃんを見ると、二切れしっかり持っているではありませんか、しかも「アーッ」と言っている私の方を見て「フフーン」と笑っています、あーちゃんにしてやられてしまいました。

普段は素早く動かないのですが、こんな時はとっても素早いです。

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★遊園地

1年ぶりぐらいに親子3人で遊園地に行って来ました。

遊園地といってもジェットコースターもない小さな所ですが、あーちゃんにはちょうどいい大きさのところかなと思います。

あーちゃんは、メリーゴーランドが大好きで、いつも何回も乗りたがります、だから今日は乗り物乗り放題のフリーパスを買い好きなだけ乗せてやろうと思っていました。  ところが1回乗った後は、もう乗りたいとは言いませんでした、その他の乗り物は結構動きが激しいのであーちゃんには無理だと思っていたので「フリーパスを買ったのは失敗だった」と思ってしまいました。

以前に遊園地に行ったとき結構激しい動きの乗り物に乗せると、乗っている最中は顔が引きつり、降りてからは溜息をつくといった状態でした、特に怖がったり嫌がったりはしないのですが、あまりそういう乗り物には乗せないようにしていたのです。

ところが今回は違いました、外から見ているとグルグルと回転している乗り物があり、あーちゃんはそれに乗りたがったのです(以前から何にでも乗りたがるのですが)。 年齢等の制限は、クリヤーしているので私と一緒に乗ることにしました。

乗り込んでいざ動き出すと外から見ていた通り結構激しく回転します、私は「あーちゃんは顔を引きつらせているかな?」と思い見てみると、にこにこしていますし次第に声を上げて笑い出しました。

あーちゃんが遊園地の乗り物に乗ってキャッキャと笑うのを始めて見て、「成長したなー」と変に関心しました。

あーちゃんは凝り性(?)なのでその後3回も同じ物に乗り、私の方が溜息をついてしまいました。



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★言葉

あーちゃんの話す言葉は、他人にはかなりわかりにくいと思います、私たちが通訳すると「なるほど」と納得してもらえるレベルです、でも、単語は結構話せるようになってきました。

少し前までは「コンピューター」と言えず、「ター」とだけ言っていましたが、最近は一応「コンピューター」と言えるようになりました、ただ聞き取りようによっては「ペンピューター」とも聞こえますが...。

やはり好きな物の名前は、早く覚えますが、大好きな「チョコレート」だけはなぜか言えません、絶対「コレチョコト」と言っています、何度教えなおしても「コレチョコトちょーだい」となります、何となく反対に言っているようですがそれも違います、全然違う言葉でもないように思います。

また、ある時私がプリンターでプリント中に席を外していたときのことです、プリンターの用紙が途中で切れたために、画面上で×印が出ていたのです、あーちゃんは、それを見て「おとーさん、バツなってるー」(お父さんバツになっている)と叫んでいました、私が行くとあーちゃんは、パソコンの画面を指さしながら「ケぺ」と言うので、おもわず「あーちゃんそれはペケや」と突っ込んでしまいました。

「バツ」が言えて「ペケ」がなぜ言えないのかちょっと不思議ですが、あーちゃんが×印を見て「バツ」以外の言葉を聞いたのも初めてです。

これからも色々とおもしろい言い方をしてくれそうです。

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★カーテン

暑いときには、窓を開けて風を入れますよね、でも我が家はそれが出来ないんです、なぜなら、あーちゃんがカーテンが風で揺れるのを怖がるのです。

最初は、タッセルでカーテンを止めていれば大丈夫だったのです、それでも風が強く吹いてカーテンの端が揺れると、怖がりましたが、最近では、タッセルで止めていても怖がります。

普通私達は、そよ風でレースのカーテンがユラユラしていると、涼しげでいいなーと思うのですが、あーちゃんの場合は、揺れているのを見たとたん顔色を変え、「こわーい」と言って、泣きながら怖がります、とっても怖がり見ていて可哀想なので窓を閉めてしまいます。

なぜ怖がるのか理由がわからないのです、あーちゃんに「何で怖いの?」と聞いてみても、「こわい」と言ってカーテンを指さすだけです、それに、カーテン以外の物でも、風にそよぐ物は怖がります。

先日も、七夕の短冊をつけた笹を幼稚園から持って帰るのをいやがりました、最初お母さんは、なぜ持って帰るのをいやがるのかわかりませんでしたが、ふと短冊が風で揺れるのが怖いのだと気づき、あーちゃんに「これが怖いの?」と聞いてみると、「うん」と言ったそうです、怖い物を家に持って帰りたくなかったのでしょう。

そんなわけで我が家ではこの夏窓を閉め切りエアコンをつけっぱなしです。

電気代を見て私達が「こわーい」と言いそうです。


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★ビデオ2

最近やっと壊れていたビデオデッキを買い換えました、早速「しまじろう」の番組をあーちゃんが喜ぶと思い録画してやりました。

余談になりますが、わが家のチャンネル権はお母さんが持っています(私はあまりテレビを見ません)。

実は「しまじろう」の番組が問題だったのです、以前にも書きましたがあーちゃんはビデをが大好きなんです、しまじろうのビデオを1日に何回も見るのです、それもお母さんが見ているテレビを、お母さんが目を離した隙に、しまじろうのビデオに変えてしまうのです、ビデオを止めさすとぎゃーぎゃー言うのでお母さんは見たいテレビを諦めます、ほとんど1日中ビデオを見ています。

私もお母さんもストーリーを完全に覚えてしまいました。



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★虫

あーちゃんは虫が嫌いです、外でアリを見つけるとすぐに踏みつけます、私も記憶がありますが子供はそういった面で結構残酷です。

家はマンションなのでアリは居ませんが、たまにハエや蚊が家の中に入ってきます。

そんな時あーちゃんは虫がどこかに行ってしまうまで「むし、むし」と指をさして叫んでいます。

そんなあーちゃんですから虫を捕まえよう物なら大騒ぎです「おとうさん、むし、むし、とったー」と叫びまくり指でつまんで私の所に持ってきます。

でもほとんどの場合は小さな糸くずや毛玉なのです、あまり早い動きの出来ないあーちゃんに虫を捕まえることなど出来ないのです、ですから私はいつも「違うやん」と言いながらそのゴミをあーちゃんから受け取りゴミ箱に捨てます。

でも今までに一度だけですが、本当に小さな蚊をつかんでいたことがありました、そのときはお母さんと二人で「よっぽど弱ってたんやなー」と大笑いしてしまいました。


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★お腹が空いた!?

ある日のことです、私が家に帰るとあーちゃんが、ブスーっとしていました。

いつもなら私に「おかえりー!」と大きな声で言ってくれるのに、それもありません、私から「あーちゃん、ただいま」と言っても知らん顔をしています、お母さんに「どうしたん?」と聞きましたが、お母さんも「わからへん」と言っています。

食事の用意が出来るまで、少し時間がありましたので、あーちゃんと遊ぼうとしましたが、全然あーちゃんが乗ってきませんしちょっと気に入らないことがあると、怒り出す始末です、「どこか具合でも悪いのかな?」と思うほど不機嫌でした。

食事の用意が出来「あーちゃんご飯やで」と言っても「いらない」と言います、仕方なく半ば強引に食卓に着かせました、いつもいらないと言っても座れば食べ出すのです。 その日もそうでした、でも、ちょっといつもと違うところがありました、いつもより一生懸命食べているのです、テレビにもほとんど目をくれずにです、私は、よく食べるなーと感心して見ていました。

食事のあと、あーちゃんと一緒にお風呂に入りました、お風呂の中では、さっきまでのことが嘘のように機嫌がいいのです、私はふと気づき「お腹空いてたんか?」と聞いてみました、すると「ウン」と言います。

それで、お風呂から上がってからお母さんにそのことを言うと、昼をあまり食べなかったそうなのです、そして、晩ご飯がいつもより少し遅かったのです。

結局あーちゃんは、お腹が空いて機嫌が悪かっただけでした。

お母さんが「私と一緒や...」とちょっと嘆いてました。



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★電話!?

ある日のこと、あーちゃんとお風呂に入ってると、電話がかかってきました、お母さんが出たのですが、あーちゃんは、すかさずお風呂の中で電話をとるふりをし、想像上の相手と会話をはじめました。

「あー、もしもし」「うん、うん」「△×○」(意味不明のことを言ってます)と言った具合に、流暢に話しています。

そこで私は「あーちゃん、誰と電話してるの?」と聞きました、すると耳元に持って行っていた手を下ろし(受話器を耳からはずす動作です)、「うるさい!」「あっち行き!」と怒られてしまいました。そしてまた耳元に手をやり笑いながら「あー、ごめん、ごめん」と言い、会話を再開しました。

私は不思議に思いもう一度「あーちゃん、誰と電話してるの?」と聞いてみました、するとやはり「うるさい!」「あっち行きなさい!」と言われ、その後「あー、ごめん、ごめん」と言い、会話を再開しはじめます。

私は、「これはひょっとして・・・」と思い、風呂上がりにお母さんに聞いてみました。

するとやはり、普段お母さんの電話中に、あーちゃんが言われている台詞でした。

お母さんは「変なことばかり、すぐ覚えて真似をする」と、嘆いていました。



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